犬が血尿したときに考えられる病気

OSUWARI編集部

2016年8月23日 更新

犬がおしっこした際に血が混じっていたとき、その原因が何故なのか心配になりますよね。犬が血尿をする原因には様々な理由があります。あまり気にしなくてよいものもありますが、時によっては深刻な症状の場合もあります。しかし、事前にその原因と症状と調べておけば、いざというとき迅速に対処が出来て安心出来ます。血尿の原因は何でしょうか?

尿路結石症

トイレに行く頻度が多い・おしっこの量が少ないようなら、すぐに病院で治療を!

犬の血尿の原因で一番多いのがこれかもしれません。人間にも多いといわれている病気です。

腎臓で出来てしまった結石が、おしっこの通り道である尿路で詰まってしまい、結石が尿路を傷つけているために出血しています。オスによく見られる症状です。

この場合、放置しておくと傷からの感染症だけでなく、おしっこが出なくなってしまうことで、「尿毒症」という死に至る恐ろしい症状を引き起こします。

結石を出来にくくするためには、生活習慣や食べ物で予防を心がけることが大切です。フードを結石が出来にくいものに変えたり、結石を詰まりにくくするために毎日のお散歩を習慣づけましょう。

結石が詰まると犬はおしっこをしているつもりなのに、尿が出なくなりますので、お散歩の際に注意深く見てあげましょう。

犬のおしっこが出ない?尿路結石(尿石症)の原因と治療

膀胱炎

臭の強い濃い黄色や赤茶っぽい色の尿、トイレの回数や水を飲む回数が多い場合は、膀胱炎の疑いあり

膀胱炎も血尿の症状が出やすい病気です。

膀胱炎を起こすと、普段のきれいな黄色い尿ではなく、濃い黄色や赤茶っぽい色になってきたら、血が混じっている可能性があります。臭いも少し臭くなります。メスによく見られる症状です。

おしっこの溜まる場所である膀胱に細菌が入り炎症を起こします。放置しておくと腎臓などにも影響が出て、重症化する場合も。

膀胱炎は人間にも多い病気で、排尿時の痛みや残尿感から、何度も排尿しようとトイレに頻繁に行ったり、痛みや不快感から陰部をなめる様になります。

また、排尿を何度も行うことから、水をよく飲むようになりますので、様子を見て症状が続くようであれば動物病院を受診しましょう。

再発を繰り返す犬の膀胱炎の対処法

前立腺炎

オスの老犬に発症しやすい病気。放置するとガンになることもあるので、早めの処置を!

おしっこの通り道である尿管内に細菌が入り、前立腺部分で炎症を起こし、血尿をする場合があります。

前立腺は尿管と膀胱の間にある生殖機能を持つ部分で、オスのみに見られる症状です。オスはメスより尿管が長いので、膀胱の手前である前立腺部分で炎症を起こします。

特に老犬になり、この前立腺部分の機能が衰えてくると肥大化し、排尿しにくくなるといわれており、前立腺部分で炎症を起こす確率も上がるといわれています。

放置すると膀胱炎を併発したり、前立腺炎から前立腺腫瘍となる可能性もあり、がんになることもあります。

病気の重症化による血尿

元気がない、高熱、下痢、嘔吐など病状がよくない場合、尿に血が混ざることもあります。

さまざまな病気になる可能性がある犬ですが、それぞれの病気が重症化すると血尿になることが多くなります。

高熱や脱水症状、息切れやふらつき、嘔吐や下痢などと合わせて血尿が出ている場合は、かなり深刻な重症状態といえます。

重症化して血尿になる原因として考えられるのが、腎臓の働きが悪くなっていることが考えられ、腎機能が低下するとさらなる合併症が起こる可能性が高くなり、犬の命に関わります。普段元気にしていても、犬は言葉が話せませんので、急性症状を引き起こし、突然重症化する場合もありますので、ぐったりしている、えさを食べないなどの場合は、経過を見守るようにしましょう。

女の子の場合の生理のとき

茶色っぽい血が混ざっていたら、生理の血かも。周期を確認してもましょう。

メスの犬の場合で、避妊手術を行っていない場合は、半年に1回程度、数日間生理があります。犬の場合は猫と違ってあまり自分でなめて処理しませんので、周囲を血液で汚してしまう場合があります。その血液が尿にまじる場合もあります。

色的にはそんなに鮮やかな赤ではなく、少し茶色っぽいものが尿に混じったような感じです。

たまねぎ中毒をおこした場合

盗み食いしていませんか?フラフラと貧血を起こしたり、痙攣したら中毒の恐れ有り!

タマネギや長ネギ、ニンニク、ニラなどは、それらに含まれる「アリルプロピルジスルファイド」という成分が、血液中の赤血球を壊し、中毒症状を引き起こしますので、犬に食べさせてはいけません。

摂取量的には、犬の体重1キロあたり、20gを超えると危険といわれます。

中毒症状として、急性の貧血や血尿などを引き起こす場合があります。

たまねぎ類を加熱調理しても毒性は消えませんので、人間の食べる料理を犬が盗み食いしないように注意しましょう。

ハンバーグやすき焼き、牛丼などの肉の匂いが強い料理は危険ですので、目を離した隙に食べられないように注意しましょう。

犬の血尿まとめ

血尿の場合、尿路結石や膀胱炎のケースが多いです。痛みを伴うだけでなく、死んでしまうこともあるので、早急に動物病院へいきましょう。

普段からトイレシートを片付ける時や散歩時に、愛犬のおしっこの様子・色・臭いをチェックしましょう。

  • 、トイレの回数が多いのに少量しかでない:尿路結石(オスに多い)
  • 血尿、トイレの回数が多い、水を多く飲む:膀胱炎(メスに多い)
わんわん倶楽部

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