膀胱炎から腎不全、犬の尿路疾患について

OSUWARI編集部

2016年8月23日 更新

尿路の働きとは

腎臓から尿道までも尿路といいます。

まず、腎臓は血液中の老廃物や不純物をろ過して尿として排出します。それだけでなく、体の水分量を一定に保つために尿の濃さや量を調整しています。
腎臓から排出された尿は、尿管、膀胱、尿道を通って体外に排出されます。

犬の尿路は「上部尿路」と「下部尿路」にわけられます。 腎臓から尿管までが「上部尿路」。膀胱から尿道の出口までを「下部尿路」といいます。

腎臓の機能が低下すると血液中の不純物をがろ過できないことで、体にさまざまな障害がでてきます。

また下部尿路疾患になると、尿に含まれた不純物が排出されず体に悪影響を及ぼしたり、石や砂のような結石がたまり尿の排出時に痛みをともなうこともあります。

犬の腎不全とは

ほとんどの理由は、飼い主の餌の与えすぎと運動不足によるものです。

腎不全とは、腎臓に障害が起こることで、血液中の老廃物をろ過したり、身体に必要な水分を吸収できなくなります。 年齢により少しずつ病状が進む「慢性腎不全」と突発的に発症する「急性腎不全」があります。

慢性腎不全の場合、食事や加齢によって引き起こります。数ヶ月~数年かけ徐々に腎臓の機能が低下するのに比べて、急性腎不全はたった一日で病状が悪化し、最悪死んでしまいます。

下部尿路疾患とは

肥満は万病のもと!体に大きな負担をかけるだけでなく、さまざまな病気を引き起こす原因になります。

下部尿路疾患とは「C.L.U.T.D.」とも呼ばれ、膀胱から尿路の出口に起こる病気のことをいいます。 細菌や刺激が原因で尿道が炎症を起こしたり、尿中の成分が原因で結石などができる疾患です。

下部尿路疾患(膀胱炎・尿路結石)が疑われる症状

以下のような症状がみられた場合、膀胱炎や尿路結石の可能性があります。急性の場合、一日でも命に関わるのですぐに病院へ連れて行きましょう。

  • おしっこに頻繁に行く
  • おしっこが濁っている
  • おしっこに血が混じっている
  • 頻繁にトイレに行くが、おしっこをしていない
  • おしっこがまったくでない
  • おしっこをすると痛そうに鳴く
  • お尻の方を気にしている
  • おなかの下をさわる、硬いものに触れる
  • お水をたくさん飲む
  • 食欲不振
  • 元気がない

犬の膀胱炎

尿をためる袋である膀胱が炎症をおこした状態のことをいいます。

腎臓から送られてきた不純物を含んだ尿を一時的に溜め、その後尿道を通じて外に排出されます。

膀胱炎は、尿道から入った細菌が尿管を伝って逆行し、膀胱に達して炎症を起こします。オスに比べてメスは尿道が短いため、細菌の侵入しやすく膀胱炎にかかりやすいです。

発症には急性と慢性があり、慢性化した膀胱炎の場合は「腎盂腎炎」や「結石症」などの合併症を引き起こすケースもあります。

再発を繰り返す犬の膀胱炎の対処法

犬の尿路結石(尿結石)

犬の尿路結石とは、膀胱と尿管に石や砂のような結石ができる病気です。

膀胱に石ができている場合は「膀胱結石」といい、尿道に結石ができている場合は「尿道結石」といいます。

尿道で結石ができることはほどとんどなく、腎結石や膀胱結石が流れてきて発症することがほとんどです。 膀胱結石は、尿路結石の中でも最も発症率が高く、膀胱炎と併発して起こります。

尿路結石にも種類があり、ストルバイト結石、シュウ酸カルシウム結石など、結石の原因によってできる石がことなります。

尿路疾患の予防と治療

犬の尿路結石とは、膀胱と尿管に石や砂のような結石ができる病気です。

下部尿路疾患のほとんどは尿道からの細菌感染をともなっています。主な治療法は、抗生物質による感染の治療を食事による再発の予防です。
症状の重さにや種類によって異なりますが。内科的に溶かすこと出来ない結石や大きい結石の場合、症状が重度の場合は、手術によって取り除く場合もあります。

また、予防や長期的な治療としては、食事による治療です。 尿結石や膀胱炎にないやすい犬のための療法食を与えることで、再発しないように予防ができます。

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