犬の口臭が嘘のように無くなった!?口が臭い原因と解決策5つ

OSUWARI編集部

2017年5月29日 更新

犬の口臭対策

どうしてこんなに臭いの?顔を近づけるのも嫌になるくらいの愛犬の口臭に困っていませんか?その臭いの原因が何なのか心配になりますよね?
犬の口臭の原因にはいろいろな理由があります。口臭をそのままにしておくと、ときによっては深刻な症状の場合も。今回は、そんな犬の口臭で考えられる原因5つとそれぞれの対処法についてご紹介します。

歯が黄色や茶色になっていたら、歯石が原因の口臭です

歯石とは

歯石とは、歯垢(プラーク)が硬化したものをいいます。

歯垢とは食べかすのことではなく、口内の菌が食べかすなどを栄養にして作り出した代謝産物です。
愛犬の歯を触ってみてみてください。ネバネバしていませんか?それが歯垢です。

この歯垢は、唾液では壊すことができず、歯ブラシや歯磨きガムなどデンタルケアをすることで取り除くことができます。
しかし、デンタルケアを怠ると、その歯垢が除去できず硬化して歯石になるのです。

硬化してしまった歯石は、歯ブラシでも除去することができません。
さらに、歯と歯石の間では唾液も届きませんから菌が繁殖し放題の状態ですとなり、口臭の原因になります

そのため、愛犬の歯に歯石が溜まり、黄色かったり茶色していたらまず史跡の除去をする必要があるのです。

すでに歯石が溜まっている場合の対処法

歯石は一度できてしまうと、歯磨きやデンタルガムを食べたくらいでは取れません。歯磨きをしたのに口臭がする場合は、すでに歯石が付いているのではないでしょうか?

すでに歯石が溜まってしまている場合の対処法がいくつかあります。

スケーラーで除去する

スケーラーという歯石除去に使用する器具で歯石を剥がしていく方法です。
自宅でもできますが、口を触られるのが嫌い、じっとしていられないわんちゃんは、動物病院やトリミングサロンでやってもらうのをおすすめします。
無理に除去しようとしても、トラウマや怪我をさせてしまう可能性があるので気をつけましょう。

全身麻酔をして除去する

動物病院で全身麻酔をしてもらい、歯石を除去する方法です。
歯石が厚く付着して取れない場合や、歯周病の進行がひどい場合は、こちらをおすすめします。
スケーラーと比較すると、犬が寝ている間に行うので、歯周ポケット(掃除しずらい歯の隙間)など隅々までキレイにしてもらえます。
だたし、全身麻酔は体に大きな負担をかけるため、そのまま目を覚まさないケースがあります。予約する前に、全身麻酔のリスクについて聞いておきましょう。
特に老犬は、体力がないため獣医師さんと相談し慎重に決めてください。

歯石除去後のデンタルケアを怠らないこと

歯石を除去したからと、安心しているとすぐに口臭が戻ってくることもあります。
除去後も、毎日のデンタルケアは怠らないでください。

歯磨きをする
一番は、毎日歯磨きをしてあげることです。飼い主とのコミュニケーションの時間にもなりますし、飼い主が直接歯をチェックするので異変に気がつきやすいというメリットもあります。

歯磨きガムや歯石予防の薬
歯磨きがどうしても苦手というワンちゃんには、歯磨きガムや歯石予防の薬を使用しましょう。

消毒用ph調整液を歯に湿布する
市販の歯磨き成分に必ず入っている消毒用のph調整液。この液体を歯と歯茎の境目に直接湿布することで、歯石予防になります。

市販では、消毒用ph調整液が売っていないので、一度動物病院で相談してみましょう。病院にもよりますが、販売してくれるところもあります。

歯が黄・茶になっていない場合は胃腸が原因の口臭の可能性

犬の歯をチェックして、茶色になっていなかったり、歯茎が腫れていない場合は、胃・腸内が原因の可能性があります。あくびをした時がとくに気になりませんか?それは、腸内のニオイのせいかもしれません。

腸内には何億個の細菌が存在し、中でも『悪玉菌』と呼ばれる菌は悪臭の原因になります。

食事を改善する

ニオイの強いものや脂質、たんぱく質を多く摂取していると口臭が強くなる傾向にあります。

腸内には100兆個もの細菌が存在し、その中でも悪玉菌という菌が腸内環境を悪化させるのですが、動物性脂質の過剰摂取やストレスによりこの悪玉菌が増殖します。

増えた悪玉菌が、脂質やたんぱく質、アミノ酸を分解することで、ニオイのもととなるアンモニアや硫化水素などの有害物質を生成します。それが血液中に吸収され、呼気となってあの腐敗臭のようなニオイを発しすのです。

そのため、まずは悪玉菌を減らすことが重要になります。

ヨーグルトで腸内調整

一番簡単に試せるのがヨーグルトを与える方法です。ヨーグルトと食べることで、乳酸菌が腸内の悪玉菌を減少させ、腸内環境を整えてくれます。

犬用のヨーグルトも販売されていますが、人間用のヨーグルトでも問題ありません。無糖のプレーンヨーグルトをスプーン1杯、一日2回を目安与えましょう。中にはお腹をゆるくしてしまうわんちゃんもいるので注意してください。

ヨーグルトが合わないというワンちゃんには、乳酸菌が入ったサプリメントがあるのでそちらを試して見ましょう。 ⇒ヨーグルトの4倍の乳酸菌の入ったサプリ

フードの見直し

ドッグフードも安い質の悪いフードや古いフードを与えると、悪玉菌の増加や毒素の生成につながるので、フードの見直しも必要です。

良質なフードの選び方や酸化を防ぐ方法はこちらを参考にしてください
子犬のドッグフードの選び方と正しい保存方法

サプリメントをのむ

腸内環境が原因の犬の口臭には、サプリメントも有効です。
生きた乳酸菌や腸内環境を活発にし改善してくれるサプリメントは、悪玉菌を減らし口臭を軽減してくれます。
腸内環境を整えることで、口臭だけでなく毛並み毛艶も改善されます。
また、わんちゃんがおやつ感覚で食べてくれるのも嬉しいポイントです。

犬の口臭におすすめのサプリメント
動物栄養学博士が監修した愛犬用口臭サプリ【キュアペット】

愛犬の腸内環境サポートサプリメントが登場!

マウスクリーナーを飲んでキレイにする

「マウスクリーナー ペットキス」という飲み水に入れて飲んでもらうことで口臭対策になる商品もあります。
天然素材のみで作られた溶液なので、わんちゃんにも安心して飲ませてあげたれます。

原液では歯磨きの時にも使えるので、これ一つあればいいかもしれません。

ケーピーエス(KPS) マウスクリーナー 237ml

整腸剤を処方してもらう

整腸剤とは、腸の機能を活発にして、消化を促進させる薬です。本来、食べ過ぎやうんちがゆるいときに与えるものですが、腸内環境の改善をするため、腸内が原因の犬の口臭対策に適しています。

人間の整腸剤でも大丈夫ですが、効果が強かったり与えすぎてしまう可能性があるので、ペット用の調整剤を与えましょう。

整腸剤について詳しくは「下痢の老犬必見!犬の整腸剤について」を参照してください。

病気による口臭

RescueWarrior / Pixabay

歯茎が晴れたり血がでていたら、歯肉炎による口臭の可能性。

歯石が蓄積され、歯茎を押し上げるまでになると、歯と歯茎の境目の歯周ポケットにも雑菌が繁殖し、歯茎が炎症を起こすことで隙間が広がり、歯の根元にまで歯石が付いてしまいます。そうなると歯根部分が炎症を起こすようになり、歯肉炎となります。歯肉炎を起こすと口臭は歯石だけでなく、歯茎からも臭うので、かなりきつい口臭になります。

歯肉炎を起こしてしまうと自宅での手当ては無理になるので、動物病院での治療が必要です。歯肉炎がひどくなると、食べ物を噛めなくなったり、歯茎の痛みからおもちゃで遊べなくなります。さらに悪化すれば歯の脱落が起こります。

ひどい歯肉炎になってしまうと、炎症部分の歯は抜歯しないと治療が難しいことから、全身麻酔による施術となってしまい、犬にも大きな負担となりますので、歯磨きの習慣をつけて歯石を溜めないようにしましょう。

ご飯を食べるとき痛がっていませんか?虫歯の可能性もあります。

犬も人間同様に虫歯になります。
虫歯になることで、口臭の原因である菌が繁殖しやすい環境になるのです。

また、虫歯は放置すると口臭だけでなく、歯が抜けたり、痛みによる食欲減退、最悪頭蓋骨が溶けてしまうこともあります。

愛犬に虫歯の兆候があったら、すぐに病院で治療してもらいましょう。
犬の虫歯については「犬も虫歯(齲蝕)になる!?見分け方、治療費、飼い主ができることとは」を参考にしてください。

その他の病気が原因のことも

犬の内臓疾患によって口臭がひどくなるばあいがあります。

胃などの消化器系の調子が悪いと口臭がするようになります。胃酸過多や胃腸炎などを起こしている場合などが考えられ、食べない、食べるのが遅い、食事の時間が過ぎても催促しないなど、食欲旺盛といわれる犬が食欲をなくしている時、何が原因か様子をみてあげる必要があります。

飼い主が気付いていない場所で嘔吐した後にも、口臭がする場合があります。

また、呼吸器系の調子が悪い場合にも口臭がする場合があります。

鼻炎や副鼻腔炎を起こしているときには、普段よりきつい臭いがする場合があります。鼻汁やくしゃみもある場合は注意して様子をみてあげましょう。

臭いの強いドッグフードを与えている

bykst / Pixabay

強い臭いのするフードは、犬の口臭の原因に!

ドッグフードなどの食べ物が原因で口臭がする場合があります。特にドライフードの場合に多くあります。ドライフードは乾燥しているので、食べる前はさほど臭いがしないのですが、食べて犬の胃液と混じることで、強い臭いが出て、胃から上がる息の臭いが口臭となります

安価なドッグフードでは動物性油脂を多く添加し、穀類等に臭いをつけて食いつきをよくしていることが多く、その動物性油脂が酸化して臭いの原因となっている場合があります。

大便も臭うようであれば、ドッグフードからの臭いと考えてよいでしょう。

酸化しやすい脂を使ったフードは避けましょう。

小麦よりも肉類などのたんぱく質の割合が多いフードや、動物性油脂ではなく植物性油を使ったドッグフードであれば、酸化しやすい脂の添加がないので、ドッグフードが原因による口臭は少なくなります。

ドッグフードのパッケージの原材料欄は、含まれる素材の割合が高いものから書かれていますので、一番初めに肉類の表示があり、動物性油脂と書かれていないものを選びましょう。

食糞をしている

トイレの後にこそこそしている、お留守番させてもウンチをしていない場合、こっそり自分のウンチを食べているかもしれません。

犬が食糞をすると、きつい口臭がします。ケージなどでのお留守番が長い場合などでは、空腹から食べる犬もいますが、そのほとんどが遊びの一環として食べている場合が多いようです。

大便を食べた直後は口腔内も不衛生ですので、室内や周囲を汚していないか注意が必要です。

子犬や成犬が食糞する行為は、雑菌の繁殖もあることから健康被害にもつながりますので、しつけで食糞をしないように教えましょう。出産をした母犬が一定の期間、幼犬の尿や便を食して始末する習性を除いては、食糞は止めさせなければいけない行為です。

自分のうんちを食べている!?癖が付くとなかなか止めない犬の「自分のうんちを食べている!?癖が付くとなかなか止めない犬の「食糞」の対処法」の対処法

犬の口臭まとめ

犬の口臭の原因でもっとも多いのは「歯石」による口臭です。すでに付いてしまった歯石は病院で除去しましょう。

  • 歯石が付いている:歯石による口臭。病院で除去しましょう
  • 歯石が付いていない:腸内環境の悪化による口臭。腸内環境を整え、食事の見直しをしましょう
  • 歯茎が炎症、出血している:歯周病による口臭。病院へいきましょう。
  • 古くなったフードや安いフードをあげている:腸内環境の悪化による口臭。フードを見直しましょう。
  • ウンチを食べることがある:食糞による口臭。食糞をしない工夫をしましょう。

歯石による口臭の場合は、歯磨きをしたぐらいでは歯石は除去できません。そのため、動物病院で歯石をとってもらうことが必要です。腸内環境の悪化が原因の場合は、すぐには改善されないので、毎日続けることが大切になります。

どうしても、臭いの原因が判断できない場合は、動物病院で診断してもらいましょう。

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