完全マスター!!おすわり・待て・おいでのしつけ方

OSUWARI編集部

2018年4月11日 更新

「待て」や「お座り」は、芸としてではなく、しつけとして大き役割を持っています。いつどんな時でも待てやおすわりが出来るようにしつけることで、問題行動や事故や怪我を防ぐことに繋がります。では、いつから待てやおすわりを教えればいいのでしょうか?子犬の待て・おすわりを始める時期から教え方をご紹介します。

「おすわり」「待て」「来い」をしつける意味について

おすわり・待て

しつけの中で最もポピュラーである待てやおすわりですが、そもそもなんで待てやおすわりをしつけるのでしょうか?

「おすわり」や「待て」は、芸の1つとして教えるものではありません。
これらは、主従関係をはっきりさせ、自制心を持たせて興奮して吠えたり飛びついたりするのを防ぐための訓練の一つなのです。

例えば、散歩中知らない犬が向かってきたとき、道の端により「おすわり」「待て」で、興奮して吠え前に愛犬を抑制させることができます。
自制心を育てることで、何かを行動する前に落ち着かせることができるのです。

その他にも、家やドッグランなど様々なシーンで役に立つので、いつでもどんな場所でも「おすわり」「待て」「来い」ができるようにしましょう。

おすわりの練習

まず始めに愛犬が大好きなおやつを用意しましょう。

まだ小さい頃は、強制的に練習するのではなく、子犬が誘導されて自然とオスワリの行動を取るように仕向けるのがコツです。
「さ!訓練を始めるぞ!!」と意気込まないで、愛犬との楽しい遊びの一環として練習をしましょう。

最初に何点か注意点があります。

  • ご褒美は片手で持つ
  • 練習は犬が落ち着いていて、満腹でない時にやる
  • 始めのうちは集中力が少ないので、2~3分程度にしましょう。長い時間訓練すれば覚えるものではありません。
  • 上手にオスワリが成功して、褒められてご褒美をもらった時に終わりにしましょう。そうすることで、「おすわり」にいい印象がつき、次の訓練も喜んでやってくれます。

2~3ヶ月の子犬の場合

きちとした訓練はまだ控えましょう。訓練をするにも、ある程度飼い主との絆が必要です。アイコンタクトやコミュニケーションをとって、仲良くなりましょう。
この時期にできることは、子犬が自然とオスワリの格好をした時を見つけて褒めてあげることです。
すると「お尻を付けるとみんな喜ぶ!」と子犬も気が付きます。そうすることで、褒めることにより子犬が自発的に行った行動は強化され、子犬は褒めてもらいたさに、その行動を繰り返します。

たまたまお座りの体制をした→「おすわり!」→褒める!

おすわりの練習方法

ある程度、家族との絆や自分の名前がわかるようになってきたら、本格的におすわりの訓練開始です!

ます、子犬が動き回らないように、リードを付けて練習しましょう。

子犬の正面に立ち、右手でオヤツを握り、無言で子犬の鼻の前に差し出して嗅がせます。子犬がオヤツの匂いに引き付けられたら、その手をゆっくり子犬の頭よりも高いところに動かします。犬のおでこにぶつからないようにしましょう。

すると、犬は右手の動きにつられて上へ伸びてきます。そのままさらに右手を、子犬の背中方向へと動かしましょう。
すると子犬は、「右手に飛びついて取ろうとする」か「お尻を床に付けたまま見上げる」いずれかの行動をとります。

手に飛びつく場合は、手の位置をもう少し上にして、届かないようにしましょう。

お尻を付けて見上げたときには、「おすわり!」と号令をかけ、座ったままの子犬にオヤツをあげます。
同時に、座っている間はよくほめてあげましょう。立ち上がったり、伏せたら褒めるのをやめてください。

これを繰り返しどんな場所でも「おすわり」ができるようにしましょう。
始めに言いましたが、訓練は1回2~3分程度ですよ!

すぐに立ってしまう場合 一度座ってもすぐに立ってしまう場合は、飼い主との距離が遠いのかもしれません。子犬が遠くの手のフードを取りに行きたくて立ってしまうのです。また、逆に距離が近すぎて後ずさりしてしまっているのかもしれません。

褒めるときは、高めの声でね!
それと、褒めながらたくさん頭を撫でてあげてね!

待ての練習

待てのしつけ

おすわりができるようになったら、おすわりの状態を保つ「待て」を覚えさせましょう。

待ては、犬の自制心を育てるのにとっても有効なしつけです。我慢することを覚えることで、噛み癖や無駄吠えの予防にもなります。

待ての練習方法

まずは、いつものようにおすわりをさせます。

今度は褒めたりフードを与えず、フードを持ったまま「待て!」の合図を言います

フードを持った右手を自分のあごの下にもっていき、愛犬とアイコンタクトをとります。
このとき座ったままでいられたら、フードをあげて褒めてあげましょう。そのまま、再度「待て!」の合図⇒アイコンタクト⇒フードをあげて褒めるを繰り返し「待て」を覚えさせます。

最後は、アイコンタクトした後に「OK」という言葉で、訓練の終了の合図をしましょう。

一回の訓練の流れ

おすわり→待て→アイコンタクト→褒める→待て→アイコンタクト→OK

途中で犬が立ち上がってしまっても、右手の誘導で座らせて(おすわりをさせた方法)、立ち上がる前の動作に戻り、その続きからまた始めます。
一度「待て」と号令を出したら、最後にアイコンタクトをして「OK」して訓練の解除をするまで、やりきることが大切です。

大切なのは、一度「待て!」と言ったらやりきることだよ!
「できないからいっか~まだ今度にしよ!」なんて中途半端にしたら、僕たちは何が正しい「待て」なのか、いつまでたっても分からないままだからね!

来い・おいでの練習

来い・おいでの教え方

まずは、愛犬を呼ぶときの掛け声を決めておきましょう。「来い!」「おいで!」など短い単語がいいでしょう。

この「おいで!」と愛犬を呼び寄せるしつけは、家の中でシャンプーや歯磨きなどのときに呼び寄せたり、ドッグランで呼び寄せるときに使います。また、散歩中の事故の予防にもなるので、ぜひ覚えさせましょう。

始めは、おやつを持って少し離れたところから「おいで!」と号令をかけて、犬がそばによってきたら褒めておやつをあげましょう。

それに慣れてきたら「おすわり」「まて」と合わせて練習します。

おすわり・まての練習

①リードを付けて、犬を少し距離をとります。

②2つ以上のおやつを右手に持って匂いを嗅がせるように、手を伸ばします。このとき、犬が飛びつかないように、手は低い位置に置きます。

③「おいで」と呼びながら、5,6歩後ずさりながら、右手を飼い主の足元にだんだんくっつけるようにします。

④子犬が飼い主の足元まできたら止まります。同時に手を犬の頭のやや上にもっていき、おすわりをさせます

⑤犬が座ったら、褒める、おやつ、なでるとしっかり褒めてあげましょう。

⑥あとは同じように「待て」→「アイコンタクト」で褒めます。

⑦最後に再度「待て」→「アイコンタクト」→「OK」

この訓練に慣れたら、知人や友人と一緒にもうランクアップして練習をしましょう。

家に人が訪問すると、犬は知らない人の匂いを嗅ごうとします。この興奮している状況で、「おいで!」ができるように訓練するのです。
興奮していると、飼い主の声が聞こえづらいので、始めはおやつを使って誘導しましょう。

知人の匂いを嗅いでいるとことに、あらかじめ付けたリードを使って、後ずさりながら「おいで!」犬を呼んでください。このとき、犬の好きなおやつで呼び寄せます。犬が足元にきたら、ここからは先ほどの訓練の流れを行います。

「おすわり」→「褒める」→「待て」→「アイコンタクト」→「OK」

これを繰り返すことで、「おいで!」=「飼い主の足元にいく」ということを覚えます。

おすわり・待て・来いを覚えたら…

おすわりや待てができるようになったら、場所や時間を変えてみて、いつでもどういった状況でも飼い主の指示を聞く事ができるように学習させます。

街の中は犬の興味を引くもので溢れています、このような状況でもしっかりと待てやおすわりができるようなしつけをしていきましょう。

しつけ中にやってはいけない事

できないからと言って叱ってはいけません。犬は人の言葉を理解できません。言葉の意味を理解するまでは時間がかかるものです。

また、犬の集中力はあまり長くなく、成犬でも10~15分程度しかありません。それ以上行ってもあまり意味がない為、子犬で2~3分、成犬で10~15分を過ぎたら一度休憩をはさみ、ある程度の休憩時間を過ごさせてから再びしつけに入るようにしましょう。

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