子犬がかかる可能性のある感染症について

OSUWARI編集部

2016年8月23日 更新

現在では、多くのわんちゃんがワクチンの予防接種をしているので、感染症にかかる可能性はとても低くなっています。しかし、絶対かからないわけではありません。万が一感染してしまっても素早い対応ができるように、犬の感染症について知っておきましょう。

ヘルペスウイルス感染症

犬ヘルペスウイルスが感染した事で発症するウイルス性の感染症で、下痢・腹痛・嘔吐・呼吸困難などの症状が現れます。

感染経路は胎盤や散瞳、経口感染で、主に母犬からウイルス感染を起こします。

生後1~2週間の子犬で多く発症し、腎臓や肝臓、肺などが壊死して大半が死亡してしまいますが、成長した成犬では症状が現れない不顕性感染を起こします。

治療法やワクチンもなく、感染している事が分かっている母犬をブリーディングに使わない、犬舎やグッズなどを消毒し、常に清潔にしておくぐらいしかありません。

カンピロバクター症

食中毒の原因菌でカンピロバクターが感染した事で発症する細菌性の感染症で、下痢・腹痛・発熱・嘔吐・頭痛・寒気などの症状が現れます。

感染経路は経口感染で、生後6か月の子犬の頃に感染が多く、多くは自然治療します。

ブルセラ症

ブルセラ・カニスが感染した事で発症する細菌性の感染症で、不妊・精巣炎・流産などの症状が現れます。

感染経路は接触感染で、治療には投薬などがあり、感染した犬の流産後の排出物や尿などを処理する時は素手では触らずにゴム手袋を装着して行い、稀に人にも感染するので注意が必要です。

破傷風

破傷風菌に感染する事で発症する細菌性の感染症で、瞼のひきつりや口を開けられないなどの頭の片側だけに起こる痙攣、眼球陥没と第三眼瞼の露出、首の強直、四肢の強直や痙攣、音や光、振動への過敏、呼吸難などの症状を現し、喉や呼吸器の痙攣を起こし5日以内に死亡します。

破傷風菌は土壌中に存在して、傷口が土に接触した時に侵入します。

治療はペニシリンや抗毒素血清の投薬と症状を軽減を目的とした対症療法を行います。

マイコプラズマ症

マイコプラズマが感染した事で発症する細菌性の感染症ですが、マイコプラズマは日和見感染といい、通常は症状は出ませんが、免疫力が低下したタイミングで症状が現れる感染を日和見感染といいます。

症状としては、くしゃみ、咳、鼻炎、感染性関節炎、肢を引きずる、発熱、元気消失、結膜炎等があり、治療法は抗菌薬を投与します。

皮膚真菌症

真菌が感染した事で発症する真菌性の感染症で、主に表皮・被毛・爪等の角質層に感染し、生きた細胞には感染をしない真菌です。

子犬や換毛期の時期の犬などの被毛が活発に発育する時期に感染が起こりやすい傾向にあります。

症状は顔や肢が円形の脱毛を起こして次第に拡大し、痒みは殆どないか痒みの程度が軽い症状が現します。

カンジダ症

カンジダが感染する事で発症する真菌性の感染症で、カンジダ症は日和見感染です。

症状として、膀胱炎・よだれ・外耳炎があり、治療は他の病気の治療や抗真菌薬の投与があります。

まとめ

感染症はワクチンによって予防できるものはしっかりとワクチンで予防を行い、ワクチンで予防ができない感染症もあるのでワクチン以外の予防をしっかりと実践して感染ができる限り起こらないように行います。

感染症にかかっていると思ったら動物病院へ連れて行きましょう。感染症の中には各自治体に届出をする必要とする感染症もあります。

感染症は病原体が体内に入り、感染を起こす事で発症する病気で、他の犬からも感染しますが、他の犬に感染をさせてしまう可能性があるので、予防ができる感染症に関してはしっかりと予防を行いましょう。

全ての感染症を理解するのは大変ですが、愛犬の成長に合わせて幾つかの感染症に関してはしっかりとその感染症、特に感染経路や予防法に関して理解するようにして、愛犬を感染症から守りましょう。それができるのは飼い主だけであり、飼い主の責務です。

 

 

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