子犬の突然の痙攣は、低血糖症かも!原因と治療法

OSUWARI編集部

2016年8月23日 更新

突然、子犬が痙攣(けいれん)を起こしたら、低血糖症の可能性があります。体のエネルギー源である血液中の糖分量が低下してみられる病気です。子犬の場合は、数時間で亡くなってしまうため、素早い対応を求められます。

低血糖症とは

血中の糖分濃度が著しく低下し、細胞への栄養補給が不完全となります。

血中の糖分濃度は血糖値と呼ばれ、血糖値は体内における複数の器官、血糖値をモニターする脳の視床下部、グルカゴンを分泌する膵臓、糖新生を行う肝臓、アドレナリンを分泌する副腎などによって保たれています。

このうちのどれか1つに致命的な欠陥が生じると、血中濃度調整機能が破綻し、低血糖症を招きます。

血中の糖はグルコースといわれ、血糖値濃度調整機能が正常であったとしても、このグルコースの基となる食餌量が少なかったり、グルコースを消費する運動量が多かったりする場合にも発症します。

原因

原因は犬の成長過程は子犬の時期、成犬の時期、老犬の時期、糖尿病に罹っている場合で様々な原因に変更します。

子犬の頃は、生後3か月の子犬に発症しやすく、体の冷え、空腹、内臓障害による栄養吸収の悪化などを原因として発症します。

神経質な犬に多いとされ、6~12時間の絶食でも低血糖になるので仔犬の頃は特に低血糖に注意が必要です。

成犬は5歳以上に発症しやすく、空腹、興奮、過度の運動などが原因で発症します。

発症しやすい犬種としてアイリッシュ・セター、ゴールデン・レトリーバー、ボクサー、スタンダード・プードル、ジャーマン・シェパード・ドッグなどの大型犬が知られているので大型犬以上の大きさを飼育している場合は注意が必要です。

老犬は7歳以降に低血糖が生じた場合、インスリンを生成しているすい臓の腫瘍が原因となる事があり、すい臓の腫瘍に罹っている場合は低血糖に注意が必要です。

糖尿病にかかっている場合にも注射量の間違いが原因になるケースがあるので注意しましょう。

血糖症の症状

  • ぐったりする
  • 痙攣(けいれん)
  • 下半身が動かなくなっている
  • 失神
  • 数日~恒久的な失明

これらの症状を認められた場合は、低血糖症を疑い、低血糖症に対する対処を行います。

低血糖症の治療

子犬の場合はブドウ糖溶液を、成犬の場合は消化吸収されやすい食餌を与える事で血糖値を正常に戻します。

一番は、はちみつを与えることです。はちみつを少量とって、子犬の歯茎に塗ります。すると子犬は自分ではちみつを舐めてくれます。

ただ、糖分を補うためにチョコレートを与える事は危険なので与えないようにしてください。
チョコレートの中に含まれているカカオの香り成分の1つであるデオブロミンが中枢神経系を刺激して毒素となり、不整脈、心拍増加、口の乾き、痙攣、発作、嘔吐などの症状が出て、最終的には死亡する事もあります。

膵臓腫瘍や肝臓の障害などの別の病気によって低血糖が引き起こされている場合は、別の病気の方の資料を行い、低血糖が再発しないような環境を作るようにします。

低血糖の予防

子犬の頃は特に空腹時間を短くする為に1回の食餌の量を減らし、1日の食餌の回数を増やす事で空腹時間を短縮するようにします。

他にも常に暖かくしたり、空腹時に運動をさせないようにするなどを行います。低血糖を再発した時の為に、常に糖分を用意しておくと安心です。

まとめ

低血糖は体の中で起こる事なので、ぐったりしたり、痙攣したり、失神したりなどの症状が現れないかどうかで判断するしかありませんが、どの症状も犬を観察していれば気付く事のできるものばかりなので、症状を見落とさないように観察を行います。

予防策として家の中やお出かけをする場合など、常にどこかに糖分を用意しておいて、低血糖症が再発した場合は直ぐに対処ができるようにしておくと安心です。

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