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子犬のワクチンは必要?ワクチンの必要性と種類

OSUWARI編集部

2015年11月26日 更新

子犬の病気予防の為に行うワクチン。もちろん、予防接種の時期や回数が決まっています。一言にワクチンといってもいくつか種類があるので、子犬のワクチンの時期や種類、注意事項についてご説明します。

犬のワクチンとは?

犬のワクチンは、法律で打つ事が義務されている訳ではありませんが、投与する事で愛犬の健康を守る事ができます。

そもそもワクチンとはなんなのでしょうか?

ワクチンとは、犬の体内に抗体を作る為に無毒化したウイルスもしくは弱毒化したウイルスを体内に入れる事です。2~9種類の病気を防ぐ為にワクチンを打ちますが、一般的には7種の混合ワクチンを打つのが基本的なようです。

ウイルスを入れる事なので、希に副作用が出ることがあります。そのため、ワクチンを打つ前のわんちゃんに体調の変化がないかどうかをチェックしましょう。

ワクチンを打つメリット

ワクチンを打つ最大のメリットは犬の体内に抗体を作る事です。

体内に抗体を作る事で、ウイルスが体内に入ってきたとしても体がそのウイルスに対抗できるようになり、病気になりにくくなります。

今では広まってきた犬と同伴できる飲食店やドッグランなどを利用する歳の条件としてワクチン接種を義務にしているところもあるので、ワクチンを打つ事でドッグカフェやドッグランなどを利用しやすくなります。

ワクチンを打つデメリット

デメリットは副作用が出る可能性があることです。

副作用は接種するワクチンの数によって変動し、多いほど副作用が出る可能性が大きくなります。

ワクチンの副作用には、数分~数時間で発現する場合と接種している時~1時間以内で発症する場合があります。

数分~数時間で発現する場合の症状は、打った部位の痛み、痒み、腫れ、赤み、腫瘍形成があり、目の周囲の晴れ、痛み、痒み、角膜混濁も起こります。その他にも全身の痒み、発熱、興奮なども起こる事があります。

接種している時~1時間内で発現する場合は非常にまれですが、その症状は虚脱、呼吸困難、激しい嘔吐、粘膜蒼白、アナフィラキシーなどが起こる事があります。

ワクチンで予防できる病気

ワクチンを打つ事で予防できる病気には7種類あります。

(1) 犬ジステンパー

犬ジステンパーは全世界に常在するウイルスで犬にも感染しますが、猫やアライグマなどの動物にも感染します。

感染している犬の目脂や鼻水、唾液、尿や便などに接触して感染したり、咳やくしゃみで飛散したウイルスを吸い込む事で感染します。

子犬やワクチンを接種していない犬での発症が多く認められますが、老犬や免疫力が低下している場合でも感染する事があります。

犬ジステンパーの特徴は一度発熱して治まり、数日後に再び発熱が起こり、約1週間発熱が続きます。

その他の症状は、目ヤニ、鼻水、食欲の低下や元気がなくなるなどが初期症状として起こり、その後に結膜炎、激しい咳、血便を伴う下痢が続けて起こります。さらに、赤い斑、水疱、膿胞を形成し、肉球が厚くなります。

末期では痙攣や麻痺などを起こし、死亡します。

その致死率は90%と高い、怖い病気です。回復する事もありますが、失明や神経症状、歯のエナメル質形成不全が後遺症として残る事もあります。

基本的には治療法がないので、原則としてワクチンだけが唯一の対抗手段となります。

(2) 犬伝染性肝炎

犬伝染性肝炎は犬アデノウイルス1型に感染する事で起こる感染症で、感染している犬の排泄物や唾液を口や鼻から入る事で感染が成立します。

1歳以下の犬では致死率が高い病気ですが、成犬では症状が現れない不顕性感染を示す事が多い傾向にあります。

肝臓に炎症が起こり、嘔吐、発熱、下痢、腹痛などの症状が現れます。

軽症の場合は軽い発熱や鼻水が出る程度ですが、重症の場合は肝性脳症や無気力、虚脱、昏迷、昏睡、痙攣発作等が認められ、時には脳炎が起こる事もあります。

有効な治療法はなく、ワクチンが有効な予防手段です。

(3) 犬アデノウイルス2型と犬パラインフルエンザ

この2つのウイルスが引き起こす病気は犬伝染性気管気管支炎で、ケンネルコフといわれる犬の風邪のような症状が現れる病気です。

咳やくしゃみ、扁桃腺の炎症などの症状が現れ、他のウイルスや細菌の感染が起こる混合感染や子犬、老犬などの免疫や体力のない犬が感染した場合は、食欲消失、元気消失、発熱、鼻水、時には肺炎を起こして死亡する事もあります。合併症がなければ多くの場合は自然治癒しますが、約1週間は安静にして十分な栄養を与えます。

(4) 犬パルボウイルス

パルボウイルスは1976年以前には感染の報告がありませんでしたが、その後に数年間に渡り世界中で爆発的に感染拡大したウイルスです。

犬には感染しますが、猫や人には感染しないウイルスで、食欲不振、元気消沈、激しい下痢、嘔吐、発熱、重い脱水などの症状が現れます。

下痢や脱水が悪化するとショック状態になり、急死する事もあります。

(5) 犬コロナウイルス感染症

感染した犬の糞便を介して口から感染するウイルスで、症状が現れない事も多いですが、元気消失、食欲不振、嘔吐、下痢を引き起こし、嘔吐や下痢が激しい場合は顕著な脱水を引き起こします。

(6) 犬レプトスピラ感染症

レプトスピラは人にも感染する人獣共通感染症で、家畜伝染病予防法によって届出が義務化されています。

症状が出ない場合もありますが、発熱、食不振、結膜の充血、嘔吐、血便などを示し、末期には脱水や尿毒症を起こして高確率で死亡します。

まとめ

犬のワクチンは動物病院によっても接種するワクチンの数は変化しますが、予防できる病気はできる限り予防した方が犬にとっても飼い主にとっても大事になってきます。

ワクチンしか予防法が無く、治療法がない場合もありますのでワクチン接種はできる限り行いましょう。

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