子犬が吐く時に考えられる原因と対処法

OSUWARI編集部

2016年8月23日 更新

子犬の嘔吐についても、くしゃみと同様、まずはその様子を注意しながらみます。場合によっては、重大な病気の初期症状かもしれません。嘔吐以外にくしゃみや発熱もあり、感染症等の疑いがある場合は、出来るだけ早急に診察を受けましょう。嘔吐の場合、その症状だけでなく、子犬の体力や抵抗力を奪います。また嘔吐が続けば脱水状態となり、命の危険を伴いますので、最も深刻な状態だといえます。

消化不良などの胃の症状

子犬の場合、内臓器官の発達が未熟なので、その日の体調によっても消化力などに差が出ることがあります。あわてて早食いする犬に多いのは、喉に食べ物を詰まらせてしまい、食べながらも、すぐに吐いてしまうなど「吐き癖」がついてしまう犬がいます。

また、体調不良などで消化力が一時的に弱くなり、食べ物を未消化のまま吐いてしまう場合もあります。

その場合は、1食抜いて胃を休ませてみます。1食抜いたくらいでは、犬は飢え死をしませんので、大丈夫。抜いた後の初めての食事はいつもの量の半分程度にします。様子をみて、ちゃんと食べられて嘔吐が止まれば、普通食に戻してあげます。

便が出にくいなどの腸の症状

子犬の場合、胃だけではなく腸の発達も未熟なので、腸の働きが悪くなったり、腸炎を起こしたりすることで、便が出なくなったり、お腹にガスが溜まってしまい、胃の内容物が腸にいかなくなり、嘔吐を起こす場合があります。

嘔吐が続き、お腹周りが張るようなら、動物病院を受診しましょう。腸閉塞などを起こした場合などにも、嘔吐がみられる場合があります。腸閉塞はおもちゃなどの異物を飲み込んでしまい、未消化で腸を詰まらせることで起こる場合があります。

大型犬などの場合は、腸炎や腸閉塞だけでなく、腸がねじれてしまう腸ねん転などの疑いも考えられます。その場合は早急に手術による治療が必要になる場合があります。

やはり一番怖いのは感染症の前兆

嘔吐の回数が多い場合や、激しい嘔吐でなかなか症状がおさまらない場合は、早急に動物病院を受診しましょう。一番怖いのは、犬パルボウィルス感染症や、犬コロナウィルス感染症、犬ジステンバーなどで、短時間で重症化しやすい重い病気です。早期の治療が必要になります。

受診する際には、出来ればその吐しゃ物を持参し、獣医師に見せれば、嘔吐の原因を特定しやすくなります。子犬が吐きそうになったとき、トイレシーツなどで受けとめ、色や固形物などの状態が確認しやすい状態で持参しましょう。

逆にあまり心配しなくてもよい嘔吐

感染症の初期症状などとは反対に、あまり心配しなくてもいい嘔吐や吐き気があります。但し、子犬を迎えたばかりの初めての犬の場合は、なかなか正しい判断は出来ませんので、心配な場合は必ず受診し、獣医師の指導の下で様子を見てくださいね。

空気をたくさん一気に吸ってしまって吐いてしまう場合があります。激しい運動や、全速力で走った後などに見られます。空気をたくさん吸い込んでしまって、咳き込むような時の数回程度の嘔吐は、その後、いつもどおり元気にしているようであれば心配ないでしょう。

お腹が減りすぎて胃酸過多になり、黄色っぽい水分の嘔吐をする場合があります。俗にいわれる「空づわり」という嘔吐で、お腹が減りすぎて、胃が空っぽになって起こる症状です。食事の間隔があき過ぎたり、食事量が少なかったり、消化が早すぎて起こる場合があります。この場合もさほど心配はありませんが、吐き気はとてもつらい症状ですので、1日の食事量は変えずに、1日2回を3回にするなどで、胃が空っぽにならないにようにすれば改善されるでしょう。

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