その愛犬の鼻水、犬の鼻炎かも!!

OSUWARI編集部

2016年2月13日 更新

人間は風邪をひいたり、アレルギー反応(花粉症など)を起こすと、鼻水が出ます。犬も同様に鼻水を出すことがあるのです。愛犬が鼻水を出すようになったら、飼い主の皆さんはどのような対応をするでしょうか。風邪でもひいたかな?安静にさせる方が多いと思います。それだけで大丈夫でしょうか?今回は犬の鼻炎について、症状や原因、治療法についお伝えしていきます。適切な対応に役立ててください。

犬の鼻炎とは

犬の鼻炎とは、どうなっている状態なのでしょうか。簡単に説明をしますと、犬の鼻の中の粘膜に炎症が起こっている状態です。
犬にも鼻腔という場所があり、そこは「背鼻甲介」と、複雑なひだで構成されていて表面積の大きい「復鼻甲介」に分けられます。鼻炎になると、そのどこかに何らかの刺激を受けて炎症を起こしてます。
鼻腔の内側に敷き詰められている組織が「鼻粘膜」です。

  • 鼻炎にも段階があり、初期症状は【サラサラした鼻水】が出る程度です。ここから炎症が広がると少しずつ重傷となっていきます。
  • 免疫細胞を含んで、【ネバネバした鼻水】が出るようになると悪化しています。この状態が人間の鼻水と同じです。
  • さらに【ドロドロの鼻水】が出ると末期症状です。鼻粘膜が破壊されている状態です。
  • 最終的に付近の骨が融解し、様々な病原体の脳への侵入を許すことになります。

犬の鼻炎の症状

鼻炎の症状

人間と似た症状になります。

  • 「サラサラ」「ネバネバ」「ドロドロ」の鼻水が出ます。鼻血が混じっているケースもあります。
  • 鼻腔が狭くなって呼吸をするのが苦しそうになります。(口呼吸なので荒々しいです)
  • くしゃみが多くなります。
  • 犬が自分の鼻を気にするそぶりを見せます。前足でこすったりする行為が見られます。
  • 目ヤニや涙が出ます。
  • 鼻血を出すこともありますが、大量に出る場合は他の原因を探しましょう。

他にも別の病気の合併症として表れることもあります。

  • 角膜炎
  • 結膜炎
  • 口内炎
  • 流涙症

などです。

犬の鼻炎の原因

犬の鼻炎の原因は様々です。原因を探って適切な治療法を行いましょう。

ウィルスの侵入
他の病気も併発するジステンパーやケンルコフなどです。

真菌の侵入
長頭犬種に多く見られるアスペスギルス、アオカビなどです。

アレルギー反応
アレルギー性鼻炎といって一番可能性は高いのではないでしょうか。体内に入ってきた異物に対して免疫系が過剰に反応する症状です。

※アレルゲン(抗原)はまちまちですが、散歩中の出来事が可能が高いです。植物の種などが原因としては多いです。他にも花粉(雑草系です)やハウスダスト、粉塵や食べ物などが考えられています。

先天性
口蓋裂や繊毛運動障害のハンデがある犬がかかりやすいです。

寄生虫
鼻ダニと呼ばれる寄生虫の可能性も考えられます。

腫瘍
鼻の中に腫瘍ができている場合です。片方の鼻だけに症状が見られる場合は可能性が高いです。鼻の中にポリープができています(リンパ腫、骨肉腫などです)

犬の鼻炎の治療

鼻炎の治療

治療については動物病院へ連れていき、担当医と相談しましょう。

  • ウィルスの場合は抗生物質の投与
  • 真菌の場合は抗真菌薬

が治療の薬となります。

アレルギーの場合は、アレルギー検査をしてから、抗アレルギー剤を投与します。アレルギーの原因になるものに触れさせないように飼い主が注意してください。

寄生虫の場合は駆虫薬を処方しますが、相性の悪い犬種もいますので注意してください。腫瘍の場合は、除去手術が必要になるでしょう。

緊急の場合は、ネブライザー吸入器を使って、鼻やのどに薬剤を噴霧して発症を抑制します。チューブを鼻腔内に注入し、洗浄し、鼻腔内から膿を除去する方法もあります。

なかなか予防が難しいところですが、ウィルス感染を事前に防ぐために定期的に混合ワクチンの接種をしましょう。
あとは愛犬の環境の整備です。飼い主が意識をしてアレルゲンから遠ざけることも大切です。年齢にもよりますが、生活面や衛生面、栄養面にも気を使って免疫力を高める努力を行いましょう。
特に冬の時期は乾燥し、寒くなるため、鼻や喉の粘膜が弱くなります。結果、ウィルスへの抵抗力も下がります。部屋をしっかりと暖めたり、加湿器を置くことでかなりの効果が見込めます。

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