しゃっくりからわかる犬の不調

OSUWARI編集部

2016年1月23日 更新

ヒトも対処に困ってしまう突然のしゃっくり。ワンちゃんが「ヒック」と頭を振って苦しそうにしゃっくりを始めると心配になってしまいますね。そんなしゃっくりの原因や、どうやって止めたらいいのか、思わぬ前兆かもしれない病気について知っていきましょう!

犬のしゃっくりの原因

人間と同じしゃっくりの仕組み

犬も人間と同じで横隔膜の痙攣、不随意収縮で生理現象としてしゃっくりを起こします。上手く排出できなかった体内のガスを減少させる効果もあり、下記のような原因が考えられます。

  • エサの食べ方が早い
  • 量や固さが胃の働きに合っていない
  • ストレスや不安症などによる交感神経の過剰緊張
  • 誤飲による胃の違和感
  • 寒さに体温調節がうまく機能していない

犬がしゃっくりをしたらどうしたらいいの?

犬のしゃっくりどうしたらいい?

エサの改善

食後に頻繁に起こる場合は、エサの与え方を変えてみましょう。ぬるま湯でふやかして食べやすくしたり、焦って食べぬよう少量ずつ与えます。水が足りない場合の消化不良も考えられるので、普段から水を替える時に飲んでいる量などを気にしてみましょう。

震えを伴っていないか

寒さやストレスなどによる場合は、しゃっくりと共に震えていることがあります。暖かくし、安心感を与えることが重要です。

呼吸が辛そうなとき

大抵はすぐに治まりますが、嘔吐や咳を合わせてするようになったり、食欲不振になったり、苦しそうに呼吸困難に陥る、心臓の鼓動が早まっているなどの症状が現れたら、早めに受診することが望ましいです。

しゃっくりは呼吸を止め、横隔膜を通じて内臓に負担を与えます。誤飲の場合にも一生懸命吐こうとするために呼吸困難が続いて、排泄によって取り除けない場合は切開手術が必要となります。長く頻繁にしゃっくりが続くときは獣医に相談しましょう。

しゃっくりで考えられる病気

頻繁に起こるしゃっくりから考えられる症状は以下の通りです。

  • 喘息や肺炎など呼吸器の欠陥
  • 低体温症
  • 胃腸に回虫や寄生虫が発生している腸内異常
  • 心膜炎、心臓病、心臓肥大といった心臓病
  • 脳卒中、胃捻転、てんかん

こういった病状は獣医で的確な診断を受けないと判断できないので、たかがしゃっくりと放置するのは危険です。専門家の指示を仰ぎましょう。

犬のしゃっくりを止め方

犬のしゃっくりの止め方

自分がなった時と同じ対処をしてみよう

人はしゃっくりが起こったときは、水を飲んだり驚かしてもらったりして横隔膜の痙攣を止めようとしますね。犬にもそれが効果的な場合もあります。また、横隔膜の位置する【みぞおち】の辺りを押さえるようにするのが効果的です。止め方として良いとされるのは、砂糖や蜂蜜を溶かした飲みやすく甘い水を口元に差し出して飲ませてあげる方法です。

呼吸のリズムを変えよう

元気がなかったり、嘔吐している場合には安静にさせることを優先しますが、それ以外の場合は少し運動させてみましょう。おやつをあげて興奮させることも、呼吸のリズムを変えるには効果的です。

止まらないとき

上記のことを行っても止まらない場合は受診しましょう。
そのままでは寝ているときもしゃっくりを繰り返し、安眠の取れない状態が続くことで体力もなくなり、免疫力低下にも繋がってしまいます。

たかがしゃっくり。されどしゃっくり。
生きるために必要な呼吸を妨げる現象は、自分ではどうにもできない不調を訴えているかもしれません。
それに気づいてあげることが、飼い主の役目の一つかもしれません。

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