犬の腎臓病の症状と治療法

OSUWARI編集部

2016年8月23日 更新

犬の腎臓病は腎臓の機能が衰える病気です。犬の腎臓は「ネフロン」という腎単位が数10万個集まってできています。このネフロンが傷ついてしまうと、腎臓はその機能が衰えていきます。最初は症状が出ないことが多いので、体調が悪くなって血液検査で判明した場合、かなり悪くなっていることもよくあります。また老犬になると発症するリスクが高くなります。

犬の腎臓病とは

腎臓病とは、腎臓を構成している数10万個のネフロンが機能を失い、血液をろ過することが出来なくなり、体の中にどんどん老廃物が溜まっていく病気です。

どんな症状がでるか?

2種類に分けて説明します。

慢性腎臓病

腎臓病の中で最も一般的な病気です。症状は本当の《初期段階》では血液検査でも異常は見られず、多飲多尿で、尿の色が薄くなります。この段階では犬も元気です。症状が進むと血液検査でもわずかですが異常が確認できます。

《中期段階》まで進むと、腎臓で血液をろ過できる量が減るため、体に老廃物が溜まり、顕著な症状が現れます。倦怠感、食欲不振、下痢、嘔吐などです。尿が中々出なくなることもあります。

急性腎臓病

腎臓にダメージを与えられた状況から約6時間から1週間以内に急速に症状がでる病気です。発見回復が早ければ、腎臓へのダメージを最小限に抑えられ、回復させることもできます。原因となる場所により、腎前性(血液が腎臓にたどり着く前) 腎性【腎臓そのもの) 腎後性(腎臓を通った後の機能による場合)に分けられます。症状は、血尿、下痢、脱水、嘔吐などです。その名前の通り急激に体調の悪化が見られますのですぐに病院に連れていきましょう。

悪化するとどうなるか?

腎臓の機能がなくなるにつれて、老廃物が体にたまり、尿毒症を起こし、痙攣の神経性の症状もできてきます。

治療方法

慢性腎臓病

慢性腎臓病の場合は、一度傷ついた、腎臓の機能は回復させることが出来ない為、病気が発覚した場合は、進行を遅らせることと、腎臓に負担をかけない生活をさせることが治療のポイントとなります。

慢性腎臓病が進むと脱水症状が出る場合もありますので、水分補給の為、輸液療法が行われます。また腎臓に負担をかけない為に食事療法は最も重要な治療法です。たんぱく質、ナトリウム、リンの含有量が少なく、カリウムやカロリーを補う、病院の先生から紹介させる専用のフードを与えることがとても重要です。

急性腎臓病

血液検査、全体症状、などで、原因を究明し、それにより治療を行います。皮下輸液療法、胃洗浄などが行われる場合もあります。

※腎臓の機能は1度悪くなってしまうと戻ることができません。早期発見、早期治療がとても大切です。普段から尿の様子、飲み物の減り具合をしっかり見ておいてあげて下さい。
※急性腎臓病の場合、葡萄やレーズンなどの誤食があります。人間が食べる時は注意して食べてください。また食べかすを捨てる時もゴミ箱あさりなどないよう注意してください。

ホームケアでできること

腎臓病と診断されてしまったら、できれば、毎日尿と食事を記録していってください。それにより愛犬の変化に早く気付くこともできます。

手作りの食事ですが、様々なサイトで腎臓病の犬の手作りレシピができています。飼い主さんの判断で、犬に合う合わないを判断して与えてあげて下さい。

また、主治医にレシピを見てもらうのも1つの方法だと思います。腎臓の働きを助けるサプリメントなどもあります。処方されていいる薬との相性もありますので、自己判断せずに、主治医に相談してから与えられたほうが安心です。

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