肝臓病の愛犬に私たちが出来る事

OSUWARI編集部

2016年8月23日 更新

肝臓は解毒をしてくれるとても重要な臓器。愛犬がもし肝臓病になってしまったら、私たち飼い主に出来る事は何でしょうか?まずは肝臓病の事を深く知り、私たちが愛犬との生活の中でサポート出来る事がないか、探してみましょう。肝臓の負担を少しでも減らす飼い主の適切な行動が、愛犬を守る最大のポイントです!

犬の肝臓病とはどんな病気?

肝臓病は、最初の段階では無症状の事が多く、早期発見が難しい病気です。症状が出る頃には既に進行した状態の事もあるのです。
そして初期に適切な処置を行わないと肝硬変へと進行し、最終的には肝不全が発生し始めます。ついには毒素が脳に影響し、肝性脳症になる危険性も。

このように犬の肝臓病は特徴がなく、黄疸もそれほどありません。そして、肝臓の再生能力が高い事もあり、肝臓の3/4が喪失されるまで症状が発現しないようです。

また、その原因はウィルスなど感染によっておこるもの、遺伝性によるもの、長期的な薬剤投与によるもの、ガン、普段の食生活の積み重ねなど、実に様々です。

こうした非常に発見しづらい肝臓病を初期の段階で発見する為にも、定期的な健康診断で血液検査をする事が重要です。肝臓病は血液検査で発見できる病気です。

肝臓病で起こる様々な症状とは?

代表的な初期段階の症状にはこのようなものがあります。

  • 食欲が落ち食べようとしない
  • 体重が減っている(痩せている)
  • 頻繁におう吐する
  • 軟便、または灰色の便をする
  • 大量の水を飲み、頻尿

これらは他の疾患の症状とも間違えられやすいのが特徴です。そして、このまま適切な処置をしない場合、次のような症状が出てきます。

  • 皮膚と白目に黄疸
  • よだれが大量にでる
  • 腹水
  • 吐血、糞尿に血が混じる

何かいつもと様子がおかしいな?そんな風にピンと感じる飼い主さんの敏感さが大切かもしれませんね。

肝臓病の治療法とは?

肝臓病の治療法は抗生物質や諸症状に対する処置が一般的です。

また、腹水の治療に利尿薬、肝性脳症に抗生物質、慢性肝炎にコルチコステロイドなどを使用するのが一般的です。疾患理由がはっきりとわかっている場合は特異的な治療薬の投与が行われますが、特定できない場合は抗酸化薬、食事療法などの治療を行います。

食事に気をつけることが重要です。

食事管理は肝臓病の犬にとって大切な治療の一つで、中でも慢性肝炎で最も重要なのは「良質で消化のよいたんぱく質を摂る事」です。良質なたんぱく質を摂る事で肝臓の負担を軽くすることができます。

他にも気を付けたいポイントとして、

  • 消化のよい炭水化物を与える
  • 便秘を防ぐ為食物繊維は適度に与える
  • 脂溶性ビタミンE、Kと水溶性ビタミンB群を積極的にとる
  • 脂溶性ビタミンA、Dと水溶性ビタミンCは補給しない

等があります。愛犬の毎日のエサに生かしたいですね。

肝機能をサポートする食事と食欲をあげる一工夫とは?

食生活で肝機能をサポートする

人間でも美味しいご飯を作ってもらうと食が進みますよね。たまには手作りのごはんを作って肝機能をサポートしましょう。
食材選びは農薬や抗生物質を含まない物を選び、脂質は出来るだけ植物性のものや魚由来のものを。不足するものはサプリを使って補う事も大事ですが、栄養成分について勉強して必要な成分を多く含んだ食材で手作りご飯を作れば、わんちゃんの肝臓の機能もアップする事ができますね!

食欲をあげる一工夫

肝機能が衰えると食欲が落ちてしまいます。そこで、ごはんを食べやすくする為に、愛犬の好きな食材を使ったり、少し食材を温めて匂いを強くしたり、食べさせた事ない物の中で好きな物を探したり、与える時間を変えてみたりと、一工夫させると食が進み、いつもよりご飯をいっぱい食べてくれるかもしれません。

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