老犬の散歩で距離や補助など飼い主が気をつけること

OSUWARI編集部

2015年9月5日 更新

犬にとって散歩とは「排せつの時間」ではありません。散歩は犬にとって筋力キープとストレス解消と同時に、においからたくさんの情報を嗅ぎ取り、社会性を学ぶ場所で、大切な時間でもあるのです。
シニアになると、体力が衰え、足腰も弱くなり、大好きだった散歩にも行きたがらなくなるケースも少なくありません。QOLを下げないためにも、無理をさせない程度に散歩を続けていきましょう。

老犬の適度な散歩とは?

犬が息切れしない、ふらつかない程度の運動にしましょう。

散歩は筋力の低下を防ぎ、血行を促し、ストレス解消につながります。また、老犬になると運動量や基礎代謝も落ちるので、肥満防止にも役に立ちます。

7歳を超えたらシニア犬と考えて、散歩についても犬の状態に合わせて工夫が必要となります。10歳を超えたら、半年に1度程度、健診を受け、散歩や運動についても相談しておくと良いでしょう。

シニア犬の散歩で気をつけることは?

散歩コースの決め方

足腰が弱っている場合は、長距離歩かせないようにし、歩くコースに急な坂道がある場合は、できるだけ平坦なコースを選ぶようにしましょう。できれば、足に負担がかからない、芝生や土の上、砂浜を散歩コースにすると良いでしょう。

アスファルトは硬いので、足腰が弱っている場合は負担も大きくなります。適度にやわらかく、ふかふかの地面だと足に負担がかからないだけでなく、踏みしめやすいため、良く動くこともあります。緩やかな坂道を取り入れると、筋トレにもなります。

毎日同じルートは飽きてしまうため、時には違うルートを通ってみる、途中でボール遊びを入れるなど変化をつけると良いでしょう。

散歩の時間は?回数は?

1日に1~2回程度の散歩をする飼い主さんが多いのではないかと思います。散歩に行きたがる元気なシニア犬の場合は、距離を短くして、一日の回数を増やしてあげましょう。

1日3~4回、1回10分程度でOKです。

歩きたがらないときには?

散歩した時だけにあげる、スペシャルなご褒美を用意して、散歩に行きたくなる工夫をしてみましょう。

視力がおちてきたときには

散歩コースは変更せず、いつもの慣れた道を選び、体調に合わせてコースの長さの調整を行います。

歩けないときには?

一日中家にいると、気分転換もできず、何となく気分がふさぎ込むのは人も犬も同じです。自然の風、草花の香り、景色などを楽しむために、カートに乗せるなどして、外に連れ出すようにしましょう。日光浴をするだけで、夜寝つきが良くなります。

老犬の散歩で気をつけること

体調のチェックを忘れずに

体調が悪い場合は、無理をさせず、様子を見ましょう。

また、持病があり、運動が制限されることもありますので、獣医師に距離や時間など散歩についても合わせて相談しておきましょう。

歩かせるのが負担になる場合は、犬用のカートに入れるなどして散歩をすると良いでしょう。

温度調節

シニア犬は、暑さ、寒さに弱くなります。熱い時間帯を避け、早朝や夕方以降の涼しい時間帯を選んで散歩するようにしましょう。夏場のアスファルトなどは、人が考える以上に犬には過酷な環境になります。夕方でもアスファルトは熱を持って熱くなっているので、木陰を選んで歩くようにしましょう。

また、冬は洋服を着せるなどして、寒さ対策を行うようにしましょう。

歩くペース

犬のペースに合わせて歩くようにしましょう。犬がゆっくり歩く場合には、ゆっくりとした歩調がベストです。

また、今までは散歩中に立ち止まらないようにしつけをしていた場合でも、シニア犬になった場合は花や土の匂いを好きなだけ嗅がせてあげるようにしましょう。

嗅覚は犬にとっては本能といえる大切な器官です。刺激を与えることで、脳へも刺激をおくることになり、効果的です。

また、散歩の途中で疲れてしまうときには、休憩を入れるようにすると良いでしょう。

立ち止まる時間が長い場合や座り込んでしまうときは、その散歩コースが長いというサインです。

散歩の時間が短くなっても、犬が満足できるようにコースに変化をとりいれると良いでしょう。

犬の社会性

散歩中にほかの犬と触れ合い、交流をはかることは、犬にとって良い刺激となります。特にシニア犬は、ほかの犬と触れ合うことを嫌がる場合も少なくありません。

仲良しの犬や元気な犬と遊ぶことで、若々しさをキープしている犬も少なくありません。

老犬の散歩のサポート・工夫とは具体的にどうするの?

散歩に行けないとストレスが溜まり、運動不足などの原因にもなります。散歩に行けないときの家出の運動についてご紹介します。

1. 段差を作る。

タオルを丸めたものを作り、普段の運動のなかに段差を取り入れます。

例えば、犬のベッドの両端に、タオルやヨガマットを丸めたものを置きます

2. 上から毛布やバスタオルをかけ、段差とベッドを覆います。

3. おやつで誘導して歩かせます。

ゆっくりとしたペースで構わないので、段差をまたぐように誘導し、何回か繰り返します。

他に、犬に「待て」をさせて、毛布をかぶせます。名前を読んだり「おいで」と声をかけると、毛布を取ろうとして、犬が動きまわります。全身を使う運動になり、犬にとっても楽しい運動になります。

老犬の散歩 まとめ

外の刺激で老化防止にもなります。適度な運動をさせてあげましょう。

老犬だから散歩はいかない!というのではなく、老犬だからこそ、外の空気や景色をみせてあげましょう。
散歩にいくことで様々な刺激を感じ、老化防止や気力がわくこともあります。
ただし、無理な散歩は絶対にしないこと!距離や歩くスピードなどを調整しながら、楽しい散歩をさせてあげましょう!

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